リラックス
気功のレッスンゼロは、心身のリラックスです。
リラックスすると寝ちゃう。という人は、そのまま寝てください。そんな時は寝ることが一番重要なのです。起きてからまたやりましょう。
リラックスしていないということは、自分の体が意識でこわばっているということです。気功は情報空間での活動ですから、物理的な存在である自分の体に向かっている意識は一時お休みさせてあげる必要があります。骨は骨の、筋肉は筋肉の、臓器は臓器の赴くままに自由にさせてあげましょう。
リラックスは簡単なようで、奥が深いです。「リラックスできた」と思っていても、さらに深いリラックスが必ずあります。一概に力を抜くことがリラックスだとも言えません。普段意識しないインナーマッスルに意識を入れて緊張することで、普段意識しっぱなしの上半身・手先がびっくりするほどリラックスしたりします。面白い。
気功以前の問題としても、リラックスには強い癒しの効果があります。偏った体液の流れを整え、副交感神経優位の状態が栄養状態を改善させ、疲労を改善します。元気になると人の思考は変わります。生産性も変わります。
日常あまりにも激しい情報にさらされてスムーズにリラックス状態に入れない人は、自分がリラックスできる儀式を決めておくのもよい方法です。私は以前リラックスするためにシンギングボウルを使っていました。ティンシャの音も(私は持ってませんが)いいですねー。
あまり道具にこだわるのは本質から外れるし、そこに大金をかけるのはよくないと思いますが、リラックスを本気で求めるのはとても大事です。