ネガティブなエネルギー
ネガティブな感情を抱えながら、無理にポジティブシンキングでそれを覆い隠そうとしている人がいます。私の若いときがそうでした。
ネガティブなものをポジティブなもので覆い隠そうとすると、大変なエネルギーが必要です。
50のネガティブエネルギーをキャンセルするには、50のポジティブエネルギーが必要です。
±ゼロの地点に立つだけで、トータルで100のエネルギーを消費してしまいます。そこから仕事をはじめなければなりません。そのエネルギーが残っていればよいのですが。
仮に50のネガティブエネルギーを20まで減らすことができれば、±ゼロの地点に立つのに、40のエネルギー消費で済みます。残りのエネルギーを実際の仕事に充てることができます。
ネガティブエネルギーをゼロにできれば、自分のポテンシャルを全てやりたい仕事に充てることができます。
力任せにポジティブシンキングをするのではなく、ネガティブなエネルギーをキャンセルする方が圧倒的に効率的なのです。
ネガティブなエネルギーは、当人は意識しにくいのが厄介です。自分では「これは素晴らしいことだ」と思っていたことが、思いがけずネガティブな作用をしていることがよくあります。自分では解りにくいのです。それがネガティブだと意識できていれば、それは近い将来自然と解消するし、すでに解消されているのと同じことです。それがネガティブであるということを、死ぬまで知らない方がその人と近しい人たちにとって幸せだということだってありえます。
気功はクライアントのネガティブなエネルギーを直接認識して(観て)、それを吹き飛ばすことができます。言い方は悪いですが、クライアントの心の中に直接手を突っ込んでそれを捨てたり、変形させたりの操作してしまいます。だからこそ効果が出るし、職業倫理としてクライアントの意思に基づかなければ施術はしないのです。