カイシャ勤めが最初にするべきことは
カイシャ勤めをする人間が最初にするべきことは、自分のゴールとカイシャの利益の整合をとることです。気功的に言えば、LUBを取ることです。
「自分はこうなりたい」、「こんなアウトプットが出せると嬉しい」と思えるゴールが、カイシャの利益に適っているだろうか?ということを考えるべきです。
やりたくないことを滅私奉公でやっていても継続しません。組織で働く時は、自分自身の明確なゴールに向かって走り続けているのでなければ、つい他人任せの気持ちが生まれてしまいます。そして、不平不満が表に出て、仕事を怠けだしてしまいます。
その社員はビジネスマンとして自立していないのです。カイシャはただ食い物にされているだけで、迷惑な話です。本人にとっても、決して幸せなことではありません。
いま、自立していない社員はその順番で組織から排除されつつあります。
組織の本来の目的は純粋に役割分担であり、個々人の負担の軽減ではありません。組織の中であってもベストは尽くすべきであり、そのためには個人のゴールの確認が必要なのです。
ゴールの抽象度を上げると、カイシャとのマッチングは取りやすくなります。しかし抽象度が上がるほど、自分にとってはリアリティが薄くなります。そこには試行錯誤が生じます。
努力しても、自分のゴールとカイシャの利益の整合がどうしても取れなければ、その時はカイシャを去るべきです。
カイシャの利益との整合を考えるとき、必ずしもお金が儲かるという意味で整合していなくても構いません。今カイシャには社会の公器としての様々な機能が要求されているので、マッチングのチャンスは広がっています。
私の知っているある女性は、とても優秀なエンジニアでしたが、ハードワークで体を壊したことがきっかけでNLPを学び、そこで人を癒す仕事にご自分の適性を見つけられました。彼女は自ら希望してその企業のヘルスケアを担当する部署に異動されて、今も幸せに仕事を続けていらっしゃいます。